生活保護体験談 S.I.さん52歳女性 生活保護って誰の為にあるの?


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

生活保護って誰の為にあるの?
名前:SI
年齢:52歳
性別:女
住まい:千葉県千葉市私は、23歳で結婚し2人の子供に恵まれました。職場結婚の夫とは飲食店開業と言う同じ夢に向かい頑張りました。そして結婚7年後にはレストランをオープンし、忙しいながらも楽しい毎日を送っていました。しかし、良い事ばかりではありませんでした。同じ職場で働く事でお互いの嫌な面が見えて来たり、資金繰りが上手く行かなくなり喧嘩が絶えなくなってしまったのです。そうなると負の連鎖で経営も上手く行かなくなり、閉店してしまったのです。

閉店後は勿論生活があるので勤めにでました。でも商売に失敗した夫には生活費と開業時に作った借金を返済出来るだけの仕事が見つからないのです。勿論私も働きに出ましたが子育てをしながらのパートでは十分な稼ぎにはなりませんでした。やはりお金が無いって喧嘩が多くなったり夫婦仲も上手く行かなくなるようです。

その後離婚。2人の子供を連れて私が家を出ました。勿論、金銭的余裕が無い夫には養育費や慰謝料など払う余裕がありません。何の援助も無く出てしまった当時の私の気持ちは、「いざこざが無く穏やかに生活がしたい」そんな想いから離婚してしまったのです。

子供と3人での生活は楽しかったのですが、母子手当と私のパート収入だけでは大変でした。でも何とか贅沢しなければ食べて行く事が出来ました。しかし、世の中上手く行きません。私がリストラに合ってしまったのです。シングルマザーで生活があると言う事は少しも配慮されませんでした。次の仕事を探しても、雇ってくれる所が見つかりません。パート勤めで母子家庭の経歴では雇ってくれる会社はありませんでした。




貯金も無く、母子手当だけの収入では生活出来ません。家族にも元夫にも泣きつく事が出来ませんでした。誰かに相談してどうにかしなければ…そう思ったのです。「生活保護」の存在は知っていました。私の勝手なイメージを持っていて「私には関係の無い遠い物」と思っていたのです。でもそんな事を考えていられません。生活しなければならないのです。思い切って市役所の申請窓口へ相談に行きました。

私の今の状況を説明しました。「シングルマザーで仕事が無く大変」と伝えました。そんな説明の中で「仕事は車で行く」と話した所、すぐさま『じゃあ、無理ですね。』と言われました。最初何を言われているのかが理解出来なかったのですが、車を所有していては受給出来ないとの事。でもあり得ますか?ここは東京のような都会ではありません。どこの家庭も1人1台車を所有しています。交通の便も悪い土地なのに意味が分かりません。もうその時点でアウトです。担当者は聞く耳も持たず、申請書すら書かせてもらえず退席させられました。今の状況がどんなに大変でも受給条件に合わなければ生活保護は受ける事が出来ないと言う事を身に染みて感じました。

その後の私は、その時の悔しさをバネに昼夜働き、パソコンを勉強しました。そして安定のある仕事を求めて、非正規職員ですが行政機関の事務職に就きました。そこには朝一番で行列を作った生活保護受給者が活動実績を得る為に来窓されます。とても元気で身なりもちゃんとした方もいらっしゃいます。どうしてこんな方が?と感じる方もいます。本当に必要なのでしょうか。きっと、受給条件に合った方なのでしょうね。『これからパチンコ屋へ行こう』と会話を聞いた時には、ため息でしかありませんでした。

いったい、生活保護って誰の為にあるのでしょう?




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