生活保護体験談 M.M.さん42歳女性 受給している家族をもつ自分の心は…複雑です 


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

受給している家族をもつ自分の心は…複雑です
私は広島県呉市に住むM.Mです。兄が東京都の練馬区で生活保護を受給しています。もともと兄はアニメーターの仕事をしていたんですが、心筋梗塞を起こし、まともに働けなくなり…(というか、手術の費用を払うこともできず)生活保護を申請し受給するようになりました。父、母は年金暮らし、もうひとりいる兄は一人暮らしで自分の生活で手一杯、私自身も結婚し子どもがいて自分たちの生活で手一杯、手助けできない、そんな状況でした。

兄のお嫁さんは、とっても家族が複雑で…ご両親が離婚し、彼女の父、母おのおのが生活保護をもらっていました。過去形なのは、お嫁さんの母親はもう既に亡くなっているからです。生活保護を申請したのは離婚してから、だったとのこと。

病名はがん。多分、生活保護を受けてなかったら病院に通うこともままならなかったと思います。後々聞いた話では、どうやら彼女の父親もがん患者なんだそうです。多分、受給したまま医療を受けて…亡くなっていくんだと思います。




彼女(お嫁さん)の周りは、兄を含めて…結局は受給者だらけになってしまいました。病気前兄にそれなりの稼ぎがあれば、きちんとした定職があればこんなことにはならなかったと思うと、妹としては申し訳ないような複雑な気持ちになります。

ただ、年齢が年齢(まだ40歳前半)なので、これから先ずっと受給できるものだとは思ってはいません。多分本人たちもそうだと思いますが…。無理の無い程度に求職活動を進めて、なんとか自分たちで生活していけるようになってくれれば、と期待しています。以前のような夢追い人のままでおらず、現実を見てくれたら、そんな風に思うのです。

ちなみに、父母はまったく援助をしなかったわけではありません。金額にすれば、総額多分1千万円以上の…援助をしてはきたんです。20年近く援助し続けましたから。父は一応大手企業に勤めていました。それでも限界が来てしまったんです。

今はもらい始めて1年未満。いつまで、どれくらい、と考えると怖くなりますが、いただいている間に人生の基板のようなものを作っていってもらえたら、と思います。ただもらってつかうだけじゃなく。未来に何らかの形で活かしていってもらえたら、と思うのです。

今まで税金を払ってきた身、これからも払っていく身である自分としては。無駄にだけはつかってもらいたくないのです。もちろん、もらう側にも理由はあります。でも一言では言い表せない、いろんな感情が自分の中で渦巻くのです。




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