生活保護体験談 S.S.さん36歳女性 生活保護費で競馬三昧のおじいさん 


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

生活保護費で競馬三昧のおじいさん

S.S.36歳女性

以前、勤めていた喫茶店ににこやかで優しい感じのおじいさんがよく来ていました。いつも快く挨拶をしてくれ、おじいちゃんっ子だった私はなんだか懐かしく思い話をするうちに、おじいさんが生活保護を受給していることを知りました。

おじいさんは若い頃は理髪店を経営していて、それなりに流行っていたようなのですが、趣味のギャンブル、特に競馬にのめり込むうちに仕事をおろそかにするようになり、奥さん子供に愛想をつかされお店は閉店。職を転々としましたが結局競馬がやめられず、貯蓄もできず、50代の頃生活保護の受給申請をしたそうです。

穏やかな顔つきからは想像できない荒れた生活歴にびっくりしましたが、驚くのはそれだけではありません。おじいさんは生活保護を受けてなお、競馬をやめていないのです。受給日に福祉事務所へ保護費を貰いに行くと、その足で競馬場へ向かいます。スッカラカンになる程は遊ばないそうですが、私達の税金で競馬を楽しんでいるのです。

「保護費なのに、ギャンブルに使っちゃうんですか?」と訊ねると、「俺の楽しみはこれしかないから!」とまるで悪いこととは感じていないようです。そう言われると…本人の幸福のために保護費を使っているのだから妥当なのか?とも思いますが…複雑です。競馬の成績が良かった日は「今日は勝ったよ!」と言ってたい焼きをご馳走してくれました。本人は意気揚々としていましたが、やはり戸惑いました。




生活保護の理念は「必要最低限度の生活を保障するとともに自立を助長する」であるはずなのに、保護費がギャンブルに使用されるのは許されるのでしょうか?

受給申請者の増加により、生活保護を受給するための条件は年々厳しくなっていると言われています。シングルマザーや障害者、病気で働けない方等、本当に生活保護を必要としている人が申請を却下されたという話も耳にします。

今後も益々増加するとみられる生活保護受給者。受給の条件や審査を厳しくするばかりでなく、審査の通った受給者が生活保護費をどのように活かして生活を送っているのか、国民の血税が本当に受給者の生活に正しく役に立っているのか、定期的にモニタリングやチェックを行なう体制が必要なのではないかと感じました。

そうでなければ、低賃金でも真面目にコツコツ働いている人たちが苦しい生活を強いられる一方、最初から生活保護をあてにしてのんびり暮らしてきた人たちが自由を謳歌しそれなりの暮らしができる…そんな社会になってしまうのではないでしょうか。




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