生活保護体験談 M.S.さん40歳女性 元彼のお宅が生活保護を受給していました


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

元彼のお宅が生活保護を受給していました

M.S.40歳女性

昔、交際していた元彼の家では、元彼が高校を卒業するまで生活保護を受給していました。元彼の家はお母さんと元彼の二人家族でした。お父さんは外に女の人を作り、借金を残して失踪したそうです。現在は私も元彼も40歳なので、お互いの生活を知る由もありませんが、交際していた20年前は、高校時代までの話を聞いて、そんな世界があるのだと
驚いたのを思い出します。

お父さんが借金をしていたのは普通のサラ金だけではなく、闇金と言われるところも多かったそうで、幼かった元彼の家にヤクザがやってきて脅すことも多かったそうです。気丈な元彼のお母さんは子供を守るために奮闘しましたが、元彼が小学生の頃には、癌を煩い
仕事ができなくなおったそうです。そして生活保護を申請したという経緯になります。

受給しはじめると、生活は格段に楽になったそうですが世間の見る目が厳しく、小学校中学校高校と、肩身の狭い思いをしたと言っていました。いじめられたとかいう事はなかったようでしたが、母子加算で普通よりも多く受給されている印象が強かったのか、学校で先生にイヤミを言われる事も一度や二度ではなかったようでした。




いつか、生活保護から抜け出してみせるという気持ちが強かったと言っていました。申請を出したのは致し方ない事でしたが、いざ受給者になると世間の風当たりは思った以上に
強かったということなのかもしれません。とくに、子供だった元彼はなぜ自分が親のせいでこんなに惨めな思いをしなくてはならないのか、日々考え続けたと言っており、そのとき培った劣等感が抜けきれず、卑屈な性格になり、私ともあっという間にうまくいかなくなりました。

私は普通の家庭で育ちましたので金銭感覚がお互いにまるで違ったのが、別れの原因です。もったいない意識が強い人で、独特な完成の持ち主でした。例えば、飼っていた文鳥が死んでしまったときもペット霊園というものに考えがたどり着かず、市役所に連絡してゴミとして処分してもらうなど、合理的な感覚が異常に強かったのです。こうした命に対する考え方も生きるのに無我夢中で、ほかのことを丁寧に考えられない元彼とは決定的にちがうところでした。

元彼とはつかず離れず、5年ほど交際し、ときには同棲もしましたが結婚にいたらなかったのは、生活環境の隔たりでした。元彼の受けた心の痛みを、癒してあげられなかったことに、申し訳なく思うことがときどきあります。生活保護家庭の心の闇のケアも大切かもしれません。




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