生活保護体験談 K.M.さん36歳女性 生活保護申請から受給までのハードルの高さとその後の生活


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

生活保護申請から受給までのハードルの高さとその後の生活

K.M.36歳女性

私がある時、書道に興味を持ち、書道教室を探していたときの話です。
私が見つけた書道の先生は、他の教室に比べて格安の値段で指導してくれる先生でした。しかし、書道教室は週二回の夜間や昼間の三時間程度なのにも関わらず、その先生は、他の仕事をするでもなく、独身で三匹の猫を飼いながら生活しているようでした。私は、その先生が、書道教室のわずかな指導料以外にどのように収入を得て生活しているのか、とても不思議でした。

その先生と徐々に仲良くなり、お互いのプライベートな話もするような関係になっていきました。そして、私は、ある日、その先生が生活保護を受給中であるということを知りました。しかも、生活保護を受給して、もう十年以上になるというのです。とある書道協会では生活保護受給者や障害者等に対して、一般の半額で通信教育を受けることができるらしく、その先生は生活保護を受給しながら通信教育で師範の免許を取得したそうです。

そして、今の書道教室の指導料は、生徒たちから直接徴収しているため、収入申告をしていないとのことでした。本来ならば、生活保護受給者は収入を申告し、最低生活費から収入額を差し引いた額しか保護費はもらえないはずです。




私は、障害者ですが一時間890円で清掃の仕事をしています。週に五日、一日七時間働き、月に12万円ほどの収入しかありません。さらに、生活保護と違い、健康保険料を支払い、病院を受診したときには医療費がかかります。書道教室の先生に言わせると、生活保護は保険料も医療費もかからないので、低い時給で何時間も働くより生活保護を受給してしまう方が楽とのことでした。

私は、収入から保険料や医療費を引くとほとんど生活保護の人の生活と変わらないにもかかわらず、生活保護受給者の中には、生活保護を受給しながら資格を取り、さらにその資格で儲けたお金を申告もせず自分のものにしている人がいるのです。私も何度か生活保護の申請を考えましたが、身内にバレてしまうことがネックとなり、相談には行くものの申請には至りませんでした。

世の中には、生活保護を受けずに、生活保護並の生活しか送れず、生活保護を申請するにも様々な事情で申請できない人がいます。しかし、その反面、長く生活保護を受給している人の中には、だんだんと悪知恵を働かせ、保護費以上の収入を得ている人間がいるのです。身内にバレない等、生活保護申請の敷居が低ければ、自分も生活保護を申請しているとは思いますが、逆に、申請から決定までの道のりが険しいにも関わらず、受給してしまえば、不正受給も見逃されてしまいがちな生活保護制度の現状には疑問を感じます。




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