生活保護体験談 T.K.さん38歳女性 親ひとり子ふたり生活苦で生活保護の相談へ 


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

親ひとり子ふたり生活苦で生活保護の相談へ

T.K.38歳女性

自分が離婚をするとも思ってなかったのと同じくらい、生活保護は自分に関係することはないだろうと思っていたことの一つでした。裁判にまで至ってやっと成立した離婚、その後、親戚のいる東北に移住し2歳と4歳の子供との暮らしを守ってきました。昨年、念願の准看護師になったものの、求人募集こそあれど給与は日勤だけでは足りず、夜勤しないと到底暮らせないのですが、子供は小さく世話を頼める人がいなくてできない状況。経済的には最近よく聞く「シングルマザーの貧困」という言葉が自分のようなことを指すのだと痛感しているところです。

生活保護を真剣に考え、相談したのは看護学生の時でした。子供たちは保育園に預けて午前中はアルバイト、午後は学校という生活をしていました。入学して一年目の終わりに離婚が成立してひとり親と認められ児童扶養手当と高等技術習得の支援金をもらえるようになりましたが、貯金も底をつき、2年目の看護実習の半年間はアルバイトの時間がなく、その同じ時期にこれまでわずかながらもらっていた実家からの援助も父親の退職でなくなってしましました。

まずは市役所の母子寡婦向けの経済援助の制度を訪ねに担当窓口に行きましたが「審査が厳しくてほとんどもらってる人がいない」など、あまり申請を薦めていない感じと、親身になっていない感じを受けてしまったのでそれ以上の相談はそこではやめました。

その先に生活保護の相談窓口があり、「いよいよそっちか・・」と思いながら足を運びました。窓口では女性の職員が「相談ですか?」と声をかけてくれ、簡単に状況を話したところ資料と制度の説明をしてくれました。後日、電話で相談日時を決めました。




相談は簡単に仕切られた個室で、申請用紙を広げながら説明してくれました。必要な書類のほか、預貯金がないこと、資産がないことの確認、親族へ援助ができないのか確認の電話をすることになることも説明がありました。私の場合は、看護学校を卒業すれば内定している就職先があったので、それまでという見通しで数ヶ月受給したいというケースでした。

担当の方が調べてくれたところ母ひとり、子ふたりでは、基準としている最低必要とされる生活費は約16万円でした。支援金や児童扶養手当を足してもその基準額に足りない分が生活保護として支給されるとのことでした。

ただネックになったのは自動車でした。自動車を所有していると資産として見なされるので通常ダメなのです。けれど、数ヶ月という期間と子供の保育園の送迎など現実的に考慮して特例として自動車は最低限の使用に留めるという条件で申請させてもらうことになりました。

受給できる見通しでしたが、社会福祉協議会にも相談し貸付を申請したら無事借りられることになったので、そこで就業までに必要な生活費の補填分の約22万円を借り、生活保護は受給しないことにしました。

就業しても、生活保護の基準以下の所得なので未だに受給を考える瞬間がありますが、なんとか辛抱して乗り越えたいと思っています。ニュースなどでは窓口であしげにされて申請できなかったと聞くことがありますが、私の場合は親切に対応してもらえて助かった経験でした。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA