生活保護体験談 K.F.さん53歳男性 みかん7個を巡る微妙なやりとり


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

みかん7個を巡る微妙なやりとり

K.F.53歳男性

体調を崩し働けなくなってから1半年ほどで生活保護の申請をした友人がいます、貯金も底をつき生活できなくなったがゆえの選択でした、手元のお金もいよいよ無くなりかけた2ヶ月後に受給開始となりそろそろ3年近くになります。

生活保護の受給にはいろいろな決まりごとがあるのは知っています、たとえば貯蓄があってはだめだ、車を持ってはいけないなど、ただ、現物支給というか差し入れの品にまで細かい決まりがあるとは知らず、そのせいで友人や役所と後味の悪いやりとりを経験することになりました。

ある年の晩秋の頃に別の友人から早生みかんを貰いました、自分でも食べますが、生活保護を受けている友人にも少しお裾分けしようと持って行くと「食べ物を貰うと生活の援助になって受給額が減ってしまうのでいらない」と断られてしまったのです、たった一度の気まぐれなみかん7個のお裾分けを生活の援助などと思われるわけがないと言えばちゃんと生活保護法に書いてあるし役所でもそういう時は必ず報告して減額してもらわなくてはならないと注意されたとのこと。




釈然としなかったせいもありますが、今後何かお裾分けでもしようかという時のことも考えてそのあたりをはっきりさせるべく役所の福祉課に電話をして詳しく聞いてみました、その結果、みかんのお裾分けは確かに食料の援助に当たるのでそのぶんの額を毎月の支給額から減額しないといけないという回答、私は正直驚きました、何も税金から支給されている生活に最低限必要な額をギャンブルに使おうというのではありません、毎月必ず他人に援助してもらう食料の一部でもないのです、たまたま季節の果物をお裾分けで7個貰うだけのこと、いくら生活保護法でそう決められているからといって実際にみかん7個を報告させて減額うんぬんはナンセンスだと思うのです。

福祉課の人によると、一応は厳密に決められてはいるけれど、実際の判断は担当のケースワーカーの判断による部分も多いとのこと、それではということで友人の許可を得た上でみかん7個を1回きりのお裾分けで手渡そうと考えていますが問題ありませんかと質問してみたところ数分後に担当のケースワーカーから連絡が入り報告してくださいと注意されました。

つまり、友人の担当は1回きりのお裾分けでも不許可にする人だったということです。
呆れた私はみかんを手渡すのを諦めて持ち帰ってしまいました、「だからダメなんだって!」と笑う友人とも微妙な雰囲気となってしまい、なんだか後味の悪い出来事でした。




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