生活保護体験談 A.M.さん42歳女性 生活費は宗教につぎ込んでしまった同級生の母


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

生活費は宗教につぎ込んでしまった同級生の母

A.M.42歳女性

私の自宅の近くには、市営住宅が立ち並んだ場所があります。その市営住宅は、古い建物ですが、ほぼ満室のような人気ぶり。どうして人気なのかというと、月々の家賃が約4000円程度だからなのです。もちろん部屋の設備としては最小限のものしかありません。間取りにして2Kでトイレとお風呂があるくらいです。しかしトイレは一応洋式ですし、狭いながらも2階建ての市営住宅なのです。そのため人気があったのです。そこで暮らす多くの人は生活保護の対象者です。私の中学の同級生もその市営団地に住んでいました。今回はその同級生の話をしたいと思います。

市営団地は格安だし、生活保護の申請者、受給者がたくさん住んでいると聞きました。生活保護を受けるということは、少し生活に困っているということを意味しますね。そのような市営団地の周りって、なぜだか宗教関係の建物とか事務所が多いのです。おそらく、生活に困った時にそれを抜け出したいともがいたときに、その状況を救ってくれるのが宗教だと考える人もいるからなんでしょう。また生活の苦しい現実から逃避して宗教に頼る人もいるのかもしれません。




そんな同級生の母も始めは生活が苦しくて、その炊き出しに行くために宗教関連施設に出入りをするようになりました。その時は、そんなところから食料を調達しているなんて家族の誰も知らなかったのです。しかしある時から同級生の母は積極的にその宗教活動に参加するようになったのです。そしてある時は生活保護の少ない生活費の中から寄付をすることもありました。それでも炊き出しなどで食べる物はあったので、生活は何とかしていくことが出来たのですね。

そんなある時、家族のひとりが母が宗教団体の建物に入っていくことに気が付いて、母を問い詰めたといいます。そこで、その宗教に入信したということがわかったのです。同級生の家族は生活保護を申請して受給していたので、そんな宗教団体に支払うお金はないと、母を脱会させるように話をしました。そこに行って生活保護の受給者の信者の多さにびっくりしたといいます。

同級生の母はすっかり洗脳されて脱会をするのが難しかったそうですが、誰かが見守ることでだんだんと落ち着きを取り戻していったということです。それには約1年の月日が必要でした。それでも生活保護の大切なお金を宗教につぎ込んだ母は今でも許せない。でもそれはお金があったら違った状況だったのかも…と同級生は言っていました。生活保護と宗教の関係って侮れません。

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