生活保護体験談 F.U.さん37歳女性 生活保護受給のために一人暮らしを余儀なくされました


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

生活保護受給のために一人暮らしを余儀なくされました
コールセンター勤務のF.U.37歳女性です。
以前勤めていたコールセンターで仲良くなった女性のお母様が生活保護を受給されていました。プライバシーにかかわる内容なので、私から積極的に聞いたわけではありませんが、その彼女も経済的に追い込まれている様子で、ある時に、社内でちょっとしたトラブルがあり、彼女の身の上について詳しく聞くことになりました。彼女は26歳。一人暮らしでした。両親は彼女が子供のころに離婚されており、彼女は母親が親権を持ち、母親に育てられたそうです。でも、暮らしは貧しく、彼女は中学卒業後、アルバイトで働きながら定時制高校に通っていたとのことです。でも、アルバイトが忙しくなり、どうしても学業と両立させることができず、高校は中退してしまったとのこと。彼女は、笑いながら中卒だと言っていました。父親は離れた場所で暮らしていたそうですが、数年前に病気で亡くなってしまったとのことでした。

彼女が20歳迎えたころ、母親が緑内障にかかってしまい、視野がどんどん狭くなり、視力もどんどん奪われてしまったそうです。きちんとした治療が受けられれば、もしかしたら、経過は違ったのかもしれませんが、母親はそんな状態で満足に働くことができず、彼女のアルバイトで稼いだお金だけでは、保険に入ることもままならず、手術なんてできなかったと言っていました。当然、母親は満足に働くことはできません。




そんな中、さらに追い打ちをかけるように、アルバイト先での人間関係に苦しみ、鬱状態になることが多く、アルバイト先を辞めることになりました。まだ若いため、すぐにアルバイト先は見つかりますが、やはり、彼女と母親二人分の生活を十分に賄えるほどではなく、生活は常にギリギリの状態だったということです。そこで、たまたま彼女の周囲にいた生活保護受給者の方に、生活保護の話を聞き、自分たちも生活保護を申請することに決めたそうです。

しかし、生活保護を受給するには、条件があり、彼女が母親と一緒に暮らしていては、彼女に一定の収入があったため、彼女がいては、母親は生活保護が受けられないことが分かったそうです。そこで苦渋の決断をし、彼女は母親とは別の市で一人暮らしをすることを決意したとのことでした。一人暮らしにかかった諸経費も知り合いに借金を申し出たとのことでした。

その後、彼女の母親は、視覚障害のため身体障害者2級の申請をし、障害者手帳を取得し、一人暮らしをした上で、生活保護の申請をし、受給に至ったとのことでした。彼女が母親が受給している生活保護の金額のおよそを教えてくれましたが、12万程度とのこと。でも、その当時の暮らしぶりを間近で見聞きしていた私は、母親よりも彼女の方が苦しい生活をしているように見えました。

彼女はその後、諸事情により、その職場を私より先に去っていきましたが、おそらく今も母親は生活保護を受給されているのだと思います。彼女の母親は生活保護を受給すべき立場だと思っていますが、生活保護を受けるための条件というのは、納得がいかないものがあると今も思っています。

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