生活保護体験談 N.K.さん45歳男性 生活保護は年金受給より手厚いです


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

生活保護は年金受給より手厚いです

私は大阪府門真市在住の45歳男性、名前はNKです。

生活保護を受給しているのは私の叔母です。叔母も同じく大阪府門真市在住で、未婚でもう80歳に近い高齢者です。祖母と私はほとんど接点のない生活をしていたのですが、独居の祖母がある日突然、脳梗塞で倒れ、身内である私に連絡がありました。同じ市内に住みながら冷たいと思われそうですが、祖母はもともと身内のことを全く顧みず、一人で家族の財産を散財してしまうような荒っぽい性格の人でした。なので、私も若い頃から祖母には近づくなと言われて成長してきました。

そんな祖母が倒れたと、私に連絡が入った際は正直迷惑に思いました。そして、その後、市役所の生活保護のケースワーカーが私の家を訪問し、扶養義務について説明し始めました。祖母は私にとって3親等の親族で扶養義務があるというのです。ただ、私も楽な生活をしているわけではなかったので、どうにもならないと返事をしたところ、生活保護の申請について提案があったのです。




あとあと、知ったことですが、役所の側から生活保護の受給申請について提案があるというのは奇跡的なことのようです。というのも、今現在、生活保護の受給者が増えすぎていて、国や地方自治体の財政を圧迫しており、できるだけ生活保護を廃止しようという流れがあるからです。自治体によっては、生活保護を申請させないために、役所の窓口には一切生活保護関連の書類は置かないというところもあるくらいです。そのような中、生活保護の提案をしてくださった役所の方には感謝以外のなにものでもありません。もしかしたら、一時入院した病院のほうから役所に対して強い働きかけがあったのかもしれません。

いずれにせよ、祖母は生活保護が受給できる運びとなり、無事退院となりました。受給額は住宅扶助を含んで約8万円程度でした。8万円の内訳は良く分かりませんが、そのうち3万8千円が住宅扶助、つまり家賃相当額であると聞きました。それにしても、うちの母の国民基礎年金が月に7万円弱なのに対して、役所のお世話になる人間がひと月に手にする金額がそれよりも多いということに、ちょっとした苛立ちを感じます。ただ、これがなければ、私が祖母の世話をしなければならないのですから、文句は言っていられません。

最近、聞いたところによると、2ヶ月後には祖母は高齢者施設への入所が決まっているようです。入所先の施設はユニット型の個室を完備していて、現在の賃貸住宅よりもとっても住み心地がよさそうです。生活保護は金銭での需給ではなく、施設入所という形で食事を含めて現物給付に移行するらしく、いずれにせよ、こんなに手厚くしてもらえるのかと、私も祖母も驚くばかりでした。受給している側としては有難いですが、結構見直すべきところも多いのではないかというのが正直な印象です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA