生活保護体験談 K.H.さん30歳女性 母子家庭の生活保護受給


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

母子家庭の生活保護受給
K・H 30歳 女 広島市在住。
以前子どもを抱えて夫と離婚した際に、生活保護受給を考え役所に相談に行ったときのことをお話します。当時、夫がうつ病で仕事を休職しており、私は子どもがまだ小さかった為専業主婦でした。離婚当時、財産分与や養育費の支払いなど何も決まっておらず、夫からは生活費の支払いすらありませんでした。私は専業主婦でしたので、自分自身の預貯金はなく、手元にある数千円のお金しか残っていませんでした。

離婚してすぐのとには、実家を頼るしかありませんでした。ですが実家は裕福な家庭ではなかったので、いつまでも甘えられる環境ではなく、すぐに働きに出たくても子どもの保育園が決まらない限り定職に就くのは難しい状況でした。なので、実家で子どもを一日見てもらえる日だけ、派遣のバイトに行ったりして、なんとか食いつないでいました。

ですが一刻も早く現状から脱しないと、子どもを保育園に預ける資金もない、携帯料金も払えない、子どものおむつすら買えなくなると様々な不安に駆られ、生活保護受給を視野に入れ、思い切って役所の生活保護担当の課に相談に行きました。

まさか自分が生活保護受給の相談をしに役所に行くことなど、これまで想像もしていなかったので、本当に落ちるところまで来てしまったんだなという実感がありました。いざ生活保護担当の方が出てこられ話を始めると、とても親切に丁寧に説明をして下さいました。

相談内容は、まず私の現状をすべて包み隠さず話をして、なぜ生活保護が必要なのかということを理解をしてもらうことから始まりました。その後、担当者から生活保護受給のパンフレットを見せてもらいながら、受給対象になるかどうかの質問を受けて行きます。

・預貯金と手持ちのお金すべてを含めて、現在いくらお金が残っているのか
・自分名義の車を所有しているか
・住まいは持ち家か賃貸か
・売ればお金になるようなものがあるか(ブランド品や贅沢品など)
・誰と暮らしているか
・仕事をしているか、していない場合は今後働く意思はあるのか

これらの事を聞かれます。後で徹底的に調査されるので、質問に対して嘘はつかない方がいいです。




これらの質問に対して答えた内容により、受給対象になるかを担当者が判断し、受給対象になるのであれば月額いくら受給できるのかをシミュレーションして計算してくれます。最大で受給できる金額は、広島市で14万円ほどです。住んでいる市区町村により、受給金額は多少増減するそうです。私は受給対象になると言われ、預貯金も手持ちもほぼ無く、家も車も財産もなかったので、最大で受給できるとのことでした。

話を聞いて初めて知ったのですが、生活保護受給が決定するまでに、様々な調査があります。実際の預貯金額を金融機関などで調査されたり、本当に財産がないのかどうかなどを確認する為に、自分が住んでいる自宅の中にも調査が入ります。その上、自分の親族や、離婚した夫、夫の親族にまで担当者が調査に伺います。これは、生活保護を申請する前に、周りの人から援助が受けられるかどうかを役所が調べるために行われます。

実際に離婚した夫や夫の親族の家まで伺い、担当者が相談者(私)の現状を話し、援助が受けられるかどうか話を聞くのだそうです。結局、私はそれだけは嫌だと思い、一度受給申請していましたが、取りやめました。夫や夫の親族が嫌で離婚したのに、私が生活保護受給を検討していることが夫側に知られるというのは最大の屈辱でしかなかったので、それだけは何があっても精神的に耐えられなかったので、泣く泣く申請を取り消しました。

しかし、本当に生活が苦しく家計が逼迫していて悩まれていて、親族などに受給が知られても良いと割り切れる方にとっては、生活保護受給は本当にありがたいものなので、1人で悩まず一度相談に行かれることをおすすめします。

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