生活保護体験談 S.T.さん48歳男性 私が受ける事が出来なかった生活保護給付 


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

私が受ける事が出来なかった生活保護給付

これは今から約15年くらい前の、私自身の過去の経験に関しての話になります。その当時はまだ、私は鹿児島県側の曽於市内にある実家にいましたが、生活が大変苦しく、おまけに弁護士を目指して受験勉強などをしていた頃でもありました。そのため、中々収入面などに余裕がある仕事に就いたりする事が出来ず、本当にその日暮らしでの困窮に明け暮れていた状況でもありました。

そうした中、私の父が当時私がいた曽於市への生活保護受給のための申請を行い、その手続きや給付条件などに関しての説明を担当職員などから受けたりした際に、その手続きの煩雑さに困惑して、申し込みそのものを断念した事がありました。そうした光景を私は目にして、自分の父がダメではあったものの、自分が申し込みを行うような場合にはどうだろうか、などといった思い付きがその時は頭に浮かび、今度は私自身の名義で、受給に関しての相談を受けてみる事にしました。

そして私の場合は担当者の方に実家に来てもらう形ではなく、以前申し込みを断念した父とともに、直接曽於市役所の担当支所へ赴いて、そこの担当課で相談をするというような形になりました。私は以前父が用意をしていた収入状況などを記した証明書類や、自分の当時の新聞配達の仕事をしていた当時の源泉徴収票、その他身分証明書類などを用意しながら、担当者からの説明や面談などへのぞみました。

そして、父が面談をした方とは別の担当者職員の方が、私との面談や説明に応じた形になりました。一通り給付申し込み(申し出で)に関しての資格のあり方の説明、保証責任者、家族構成、収入状況、健康状態、それらに関しての質疑応答などがなされたりしました。




そこでやはり、私の父が以前の相談において断念をした原因である、親族に対しての『保証申し出で』といった申告制度自体が、どうも問題があるのではないのか、といった覚えを抱くようになりました。当時の曽於市側としては、給付の申し出での際には、その給付を受ける本人の親兄弟や配偶者、子息などの身元確認という形での、実質的には保証人該当者の確認という形式を取っていましたので、私の場合でも、手続きのやり方自体に煩雑さがありました。この点に関して私は担当者の方へ疑問をぶつけましたが、給付条例によりどうしても親族全てに関しての申し出でをしなければならないといった一点張りであり、さすがに当時の私は断念をしました。父と同じパターンでした。

しかし、よく考えたりしてみると、生活保護法などにもあるように、こうした煩雑な保証申し出でなどのような書式は、申請即応の原則に反する同条例の規定などでは無いのか、といった疑問を、事後においてとても感じた次第です。現在私はこちらの宮崎県側の都城市内に自営業者としていますが、いざという時にこの制度による給付が必要になったりした場合に、申し込みの手続きの際での不安が、大いにあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA