生活保護体験談 N.M.さん28歳女性 生活保護を受給してもらっていた祖母


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

生活保護を受給してもらっていた祖母
N.M.28歳女性
私の祖母が生活保護を受けるときの話です。一昨年ぐらいからの一年間祖母は生活保護を受給していました。生活保護を受ける際、祖母は肩身の狭い思いをするのではないかとしばらく悩んでいました。しかし、祖母を援助するほどのお金は私の実家にもなく、仕方なく生活保護の申請をしました。

生活保護の申請は私が思っていた以上に大変で、通帳の預金高や、毎月の出費なども事細かに調べられていたようです。特に私が驚いたのは市役所の方が二名ほど祖母の家を訪れて、どんな家電を使っているか、家賃はいくらか、どんな暮らしをしているかなど家の中を見て回っていました。

私の祖母は本当に古い家で、家電も必要最低限のものしかなく、今時ブラウン管のテレビだったりと特に問題はなかったのですが、猫を三匹飼っていて、そのえさ代や、トイレの砂などにかかる金額も聞かれていました。その際に、私と母も同席していたのですが、「今後は猫の餌などを買ってきてあげるなどという行為も祖母の収入とみなされるので…」と言われました。受給するためにその時は「ハイ」とだけ答えましたが、そんなに厳しいのかと内心すごく苛立ちを感じました。

何とか審査が通り、受給するととができたのですが、受給される金額は6万程度だったかと思います。
祖母の家は賃貸で、受給する前は家賃が45,000円ぐらいだったかと思います。しかし生活保護を受給する人の家賃の最高金額は40,000円までと決められれいるらしく、大家さんに頼んで書類上は40,000円にしてもらっていました。電気代や水道光熱費などはさほどかかっていませんでしたが、家賃を差し引いたら実質20,000円程度しか手元には残っていなかったと思います。




生活保護のルールは思っていたよりも厳しく、毎月の受給されたお金はきれいに通帳からなくしておかなければならないとか、少しでも通帳に振り込みなどがあればその分減給されるので、祖母はかなり神経を使っていたようでした。

それでも生活保護を受けることによって、持病の通院費や薬代はかかっていなかったので、そこだけは祖母もかなり助かっていたのかと思います。高齢者の生活保護はそういった医療や介護の面では、少しは助かるのかも知れません。

ですが、やはり生活保護を受けていても毎月の生活は厳しいのは変わりありません。生活保護で定められている生活水準は本当に最低限で、かなりの節約をしなければ到底やっていけるものではないかと思います。

結局祖母は生活保護を受けている間は肩身の狭い思いをしていたみたいで、見ていてもかわいそうになりました。援助できれば…といつも思っていました。
祖母はそれから一年ぐらい生活保護を受けていましたが、ずっとあった借金の過払い金が戻ってくるのをきっかけに生活保護は止めました。
生活保護を受ける際は本当に最低限の生活をしなければやっていけない、ということがわかりました。

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