生活保護体験談 S.Y.さん50歳男性 生活保護を申請してから介護保険の還付金を受給すると所得になる


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

生活保護を申請してから介護保険の還付金を受給すると所得になる
名前 S・Y
年齢 50歳
性別 男
住所 北海道札幌市
受給状況 給付中生活保護を受給しているのは私の母です。
母に夫はなく子は私だけ、姉妹はいますが親戚付き合いどころか年賀状さえ交換しない間柄です。つまり私以外の身内はいない状況で、しかも無年金者なので収入もなしです。

加齢から認知症が進行し、唯一の肉親であった私を認識することができず、いつも「帰りたい」「失礼します」と出て行ってしまう徘徊が見られるようになり、短期入所(ショートステイ)のお世話になることが増えてきました。

最初は月5万円程度出費だったので、それも必要経費と納得していましたが、徐々にショートの日数が増え、最終的には1ヶ月22日から25日を施設で過ごすことになります。このあたりになると我が家にとっても10万円以上の費用負担が圧迫状態となっていました。

ケアマネージャーも家計を理解していてくれたことから、まずは母を独立した世帯にすることを勧めてくれました。そして特養施設にエントリーして順番を待つことにしました。認知症が進み、しかも所得がなく単一世帯であることから、優先的な選考を受けることになり無事(?)入所することができました。

入所した母は現住所を施設に移したところで生活保護の申請をしました。申請にあたって経歴、資産内容、家族構成などを聞かれ、預金通帳のコピーを添付し申請書類を作成します。基本的に余分な資産(預金額など)を差し引かれて初回の生活保護の受給額が決定されます。




母の通帳は銀行と郵便局の2通だけ、どちらも空っぽ状態にしていたので手続きは非常に簡単でした。最初の給付額は小切手で渡され役所のなかにある銀行で換金します。あとは定期的なチェックがあるだけ、それとたまに音信不通だった姉妹のところに「面倒をみる意思があるか」の確認があるようで、まだ母が生きていることを間接的に知らせてくれる役目もおってくれました。

2年が経ったころ生活保護課の担当者が変わることになり、それまでの書類を総チェックしたのでしょう。母に「所得があったのに隠していたことになる」と連絡を受けたのです。

母は無年金ですから所得がないのにどうして? と思っていましたら、介護保険の還付金で保護開始決定以前の分が、決定後に還付されていたから「所得とみなす」というものです。しかも還付金額10万円を超えていたことから、給付額で全額支払うことはできないことは分かっていたのでしょう。

最初は私に払うようにと言われましたが、私が支払うと母が収入を得たことになり、同じことが繰り返されることになります。そこで分割で支払うことになりましたが、この切り替え時期って介護保険や医療保険の還付は制度によるものなのにと、なんだか矛盾を抱えながらの納得という結果になりました。

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