生活保護体験談 M.T.さん37歳男性 横浜でのホームレス体験


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

横浜でのホームレス体験

M.T.37歳男性

◆ホームレスになった経緯
2011年、震災直後くらいでしょうか、私はホームレスになりました。
仕事はやっていました。
配達系の住み込みです。
それまで一日も休まず働いていたのですが、震災直後にガソリンがなくなり、歩いて配達をするようなことになりました。私は昔から身体が弱かったので、計画停電でエレベーターなどが使えなくなり、肉体的精神的に仕事がかなりキツくなったことで、現場を飛んでしまったのです。
住み込みだったので辞めた直後にもちろん寮を追い出されました。
家具なども全部捨てられてしまい、文字通り裸一貫で外に放り出されたのです。

◆生活保護をもらうまで
行くあてもなくしばらくは図書館に入り浸り、夜は公園で寝ていました。
最初、生活保護をもらう予定はありませんでした。いや、もらえると思ってませんでした。いろいろ調べたら地域でお金を借りれる資金制度があるらしく、それを利用しようとおもっていました。
ところが私はカードがブラックだったので、借入の許可が下りません。
八方塞がりになって参ってたところ
「Mさん、生活保護がもらえますよ」
と債務整理をしてくれた弁護士がアドバイスしてくれました。

生活保護は身体が動かないお年寄りがもらうものだとおもっていたので、年齢が30前半の自分は受給資格がないと思い込んでいました。
役所の生活保護申請窓口に行って色々事情を伺うと、3つの要素を満たせば受給できることが判明し、目から鱗でした。

1 貯蓄がないこと
2 家族が頼れないこと
3 働く意思があること

この三つです。

1は言わずもがなありません。2、私は家族とは数十年間音信不通で父親も蒸発しているような状況だったので、頼れません。3、ハローワークに通っていたので労働の意思があることは認めてもらえました。
ただ申請するにあたって一つだけ問題がありました。




◆住所がないともらえない
全くしらなかったのですが、住所がないと生活保護は受給できないのです。
役所の担当者に「大家さんから居住書をもらってきてくれ」と言われたのですが、当然追い払われたのでもらえるわけがありません。これには役所の人も色々動いてくれたのですが、どうすることもできません。
またホームレスの日々か・・・と本当に参りました。

◆ホームレス自立支援施設への入居
そこで役所の人は横浜市中区のホームレス専用自立支援施設に私を紹介してくれました。
その施設はホームレスや住居を持たない人々の自立を促す目的で作られた施設です。
そこに入ることで住所を持つことができます。
住所を持つことで生活保護も申請できるので、ハローワークに働きながら受給することができます。そこは家賃もかからないのですが、3週間で退寮しなければいけません。

◆申請通過と自立
中区の役場で申請すると、あっさり申請許可が下りました。
最初は日銭すらない状況だったので、日払い形式で日割りした額を頂きました。
もちろんそこで甘えることもできたのですが、施設はかなり劣悪な環境だったので、いち早く住み込みを探し、なんとか次の仕事場を探すことで、生活保護も3ヶ月で卒業できました。
いまはインターネットをつかってウェブ系の仕事でのんびり生活できています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA