生活保護体験談 O.H.さん43歳男性 母子家庭の友人が生活保護を受けていたときの話


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

母子家庭の友人が生活保護を受けていたときの話

私はO.H.と言います。私は43歳の男性です。

私は当時大分県大分市に住んでおり、そのときの私の学生時代の友人の話です。

友人の家は母子家庭で母親が女手一つで友人と弟の二人を育てていたそうです。もちろん、生活保護の受給を受けていることから裕福な生活はしていなかったのですが、それでも人並みの生活をしようと母親は子供たちのために頑張っていたそうです。当初母親の収入だけでは生活ができず、しぶしぶ生活保護の受給申請をお願いしたそうです。そして申請してからもすぐには生活保護の受給は認められずなかなかひどい暮らしをしていたそうなのですが、やっとのことで申請がおり受給が認められ生活保護の10万円程度と母親の収入で生活が成り立ったそうです。

私は同じ学生としてこの話を聞いたとき同じ日本でもここまで状況が違う家庭があるのだとあらためて知りました。もちろん家庭にはいろいろな理由があるとは思うのですが、日本として何とかこういった状況の方々を救うべきではないかと感じたのです。

そして彼の家庭では生活保護の申請が認められ受給しているときでも精神的に辛い思いをしたとのことでした。それは役所の方が定期的にその家庭に訪れていろいろとチェックするというのです。役所の方は家に来るなり、家の中のものを物色し、これは贅沢品なのではないか、これは不要なのではないかといろいろ指摘した上で本当に生活保護が必要なのか、必要とは感じられないので受給をやめて欲しいなどと言われるそうなのです。

例えばテレビやビデオデッキがあっただけでも贅沢品だと指摘され受給対象者としての生活ではないと言われたとのことでした。私はその話を聞気びっくりしたのです。まず役人の人がそこまで生活保護の受給者に対しひどいことを言うことに驚きました。はたからみるとあたかも生活保護受給者が社会の敵のように聞こえてきます。しかも子供のいる前でそれを言うことがどれだけ子供の記憶に残り、子供の心を傷つけるのか分かっているのかと憤りすらおぼえました。




そして人間としての生き方にけちをつけるような発言に対しても驚きました。生活保護受給者は普通の人と同じぐらいの物を持ってはいけないという感じのことを言ったことに対し私は非常に同じ日本人とは思えないと感じたのです。もちろん税金の中での支給であり、決して好ましい状態とはいえませんがそれでも法律で決まっている国民のための保護である以上、役人の人がそのような言葉を発してよいとは考えられません。

母親にしても子供にしてもそのような言葉を浴びせられると、自分たちが何か悪いことをしているように感じるかもしれないし、日本で生きていてはいけないようにも感じるかもしれません。もちろん自立したいと思う気持ちはあったと思います。それでもしょうがない事情でその状況に至っているということをもう少し理解したうえで話をすべきと思います。

生活保護受給者の大半はまじめな人だと思います。決して人からお金をもらって平気な顔で生活しているわけではないと思っております。現在、友人は奨学金で大学を卒業し立派に働いており母親と同居しております。現在は生活保護を受給しておらず、彼が養っているのです。こういった現状を見た上で、役人の人には発言して欲しいと思っております。

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