生活保護体験談 S.T.さん42歳男性 兄の生活保護受給体験


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

兄の生活保護受給体験
私S.T.は現在42歳、兄は46歳と4歳年上です、
今回はこの兄の生活保護受給についてお話します。まず私の家庭は少し複雑でした。
幼少期に両親は他界し、祖父母宅で兄と一緒に育ててもらいました。
祖父母は自営業をしてたのですが、祖父母の頃ってバブル全盛だったので自営業は上手くいってたようです。
ですので、祖父母は口癖のように「サラリーマンなんてアホのすることだ、公務員は安月給で哀れ」と言ってたほどです。
実際祖父母は自宅だけでなく別荘を持ってましたし、他の一般家庭よりは裕福だったと思います。
その地盤の一つを受けついだ叔父も商売を成功させ、数億するであろう豪邸を建ててましたし今も駐車場の家賃収入で働かずとも食っていけるほどです。こういう方を見て育った私と兄も、当然仕事するなら自営業だろうと思ってました。
兄は高校卒業後に地元企業に就職したものの2年で退職してバイトを繰り返し、祖父に出資してもらって自営業を始めました。
この時私は大学生だったんですが、大学中退して兄の仕事を手伝いました。
幸い自営業は順調に展開し、半年で兄は現場から離脱。
私は店長として1店舗任され、どんどん支店を出していくほどでした。
しかしこの状態がいつまでも続くわけはなく、落ち目となって今から11年前に倒産しました。倒産時兄は35歳、私は31歳、まあ職種を選らばなければ働き口などいくらでも見つかる年齢です。
私は楽な仕事だったとはいえ、ちゃんと勤務してきました。
一応店長とはいえ、兄の下で働いてた雇われ店長ですし他の業種でも仕事は出来ました。
問題は兄です。
早くから現場を退き、有り余る金と暇で毎日豪遊してました。
不摂生な生活がたたって兄は20代で糖尿病を患い、20代後半にはEDになったり目の手術をするほど重度の糖尿病になってました。




こんな状態の兄が普通の仕事なんて出来るわけもなく、失業後生活保護の受給申請をしました。
両親は他界してますし、育ててくれた祖父母もすでに亡くなってます。
親戚は叔父だけですが、叔父に兄を養育する義務なんてありません。
弟の私も失業後に再就職したばかりで、兄を経済的支援どころか自分のことで精一杯という状況だったので、生活保護申請する気になったんだと思います。
生活保護って財産があると申請できないそうなので、兄は所有してる不動産や車を売り飛ばして財産無しの状態になってから申請しました。
生活保護受給されるまで時間かかりましたが、失業後1年半後には生活保護の受給金が下りるようになってました。

生活保護の受給金額は詳しく聞いてませんが大体12万ぐらいだそうです。
支給日は毎月五日、五日が土日休日なら前倒しで三日や四日で振り込まれています。
失業してから兄は生活保護で生活してるので、かれこれ10年ぐらいは受給しています。
とはいえ車はないので交通手段は自転車、贅沢品は持てない、たまに市役所の方が自宅に来て様子見に来るなんて感じで快適な生活は送れてないそうです。
まあ医療費が完全無料なので、糖尿病を患ってる兄としてはここが一番助かってるようです。

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