生活保護体験談 A.N.さん35歳女性 私の生活保護体験記


皆さんからお寄せいただいた生活保護にまつわる体験談やエピソードです。出来るだけ原文に忠実な形でおのせしていますが一部プライバシーに関わる部分は改変してありますのでご了承下さい。

私の生活保護体験記
私は埼玉県在住、35歳の女A.Nです。現在就労しており、生活保護停止中です。生活保護を申請したのは今年の3月になります。

元々は日雇いの派遣社員として就労し、生計を立てていました。しかしある時から、仕事中にストレスを感じると声が出せなくなり、仕事を続けることができなくなったため、辞めてしまいました。その後は人前に出るのが怖かったため、家に引きこもり、預貯金を切り崩しながら生活していましたが、預貯金も底を尽きてしまいました。また家族からの援助についても、父と母を早くに亡くしているため、一切受けられない状況でした。どうしようもなくなった私は、インターネットで生活保護についての情報を見つけ、福祉事務所に相談することにしました。

まず福祉事務所に電話をかけ、「生活保護の申請をしたい」と伝え、日時の調整をしました。また持参するものとして、身分証明書、保険証、通帳、居住物件の契約書等を用意するよう言われました。そして当日、若干緊張しながら福祉事務所を訪れたわたしは、個室に案内され、相談をすることになりました。そこで今までの経歴、現在の資産保有状況、家族から援助を受けられないか、病歴はあるか等を確認され、一通り話が終わると、生活保護申請書等一式書類を渡され、申請することができました。

私が最初に抱いていたイメージでは、「働けるんだから保護受けられないよ」と門前払いされるものだと思っていましたが、後から聞いた話だと、保護を申請する権利は誰にでもあるため、それを拒むことはできないのだそうです。申請を受けてくれた方の話だと保護申請後に審査があり、14日から30日以内の間に結果がわかるとのこと。その期間は「却下されてしまうのではないか」と気が気じゃありませんでした。ちなみに審査というのは「その人が保護を受けるべき人間なのか」を調査するため、親族、銀行口座、保険を全て確認するのだそうです。




そして申請してから1ヶ月近くになった頃、福祉事務所から連絡があり、「保護受給開始となりました。説明とお金を渡したいので事務所まで来てください。」との連絡がありました。事務所にいくと再び個室に案内され、担当のケースワーカーが挨拶。20代の男性でした。聞けば今年まだ市役所に入って1年目だそうです。

保護費は12万円程、当時の私には生活するのに十分なお金です。またその際担当から、今の物件は高いので、6ヶ月以内に転居をするよう指示されました。現在の物件は生活保護の基準を超えているんだそうです。「私は今の物件が気に入っている」と伝えたところ、「それまでに保護を抜ければ問題ないですよ。」と淡々と言われました。イラッときましたが、機嫌を損ねてもしょうがないと思い、ひとまず我慢しました。また私は通院していないので、通院するか、就労活動をするかしなければいけないといわれ、「あまり話さない職場なら仕事ができる」と伝え、福祉事務所にいる就労相談員の支援をうけながら、自立を目指すことになりました。最後に「働いたらその収入を必ず報告してください」念押しされ面談を終了しました。

その後就労支援員の援助(履歴書作成、私に合った職探し)を受け、工場内の仕事に就職。収入が保護費を超えたため、現在は保護停止になっています。停止というのは廃止までの様子見期間であり、いつでも保護を再開できる期間だとのこと。停止を6ヶ月過ぎれば廃止になるというので、その日を目指して毎日奮闘中です。




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